心理的資本と人材開発・組織開発

近年注目されている「心理的資本」とは、働く人が将来や仕事に対してポジティブな感情を持ち、前に進もうとする心の力のことです。心理的資本は、働く人のエンゲージメント向上、それによる組織のパフォーマンス向上に大きな効果をもたらします。エンゲージメントは、 人的資本経営を実践し、VUCAの時代を乗り越えていく要素として、就業条件、対人関係、環境整備などと並んで重要な指標です。厚労省の「 労働経済白書」にも、エンゲージメントの重要性について記載されています。

心理的資本は、HEROと呼ばれる、「ホープ（Hope：意志と経路の力）」「エフィカシー（Efficacy：自信と信頼の力）」「レジリエンス（Resilience：　乗り越える力）」「オプティミズム（Optimism：柔軟な楽観力）」という４つの要素から構成されています。

このコンテンツでは、心理的資本の基本的な知識だけでなく、それをどのように実践し、組織の利益に貢献できるかについて解説しています。また、人事担当者やリーダーマネージャーが実務で活用するための具体的な方法も紹介しています。
講師は、武田薬品工業、参天製薬、積水ハウスなどの大手企業で長年グローバル人事や戦略人事に携わり、現在は人事コンサルタント兼エグゼクティブコーチとして活躍する藤間美樹氏です。心理的資本を活用することで、従業員のストレス管理能力が向上し、メンタルヘルスの健全性が促進され、組織全体の生産性向上が期待されます。

• 心理的資本を人と組織に展開できる
• DE&Iの推進
• 組織・個人のエンゲージメント向上に寄与する