9/11に開催し、好評いただいたセミナーのアーカイブ配信(ダイジェスト版)セミナーを開催します。
事業環境が急速に変化し、社会全体で多文化共生やダイバーシティの重要性が叫ばれる現代において、異文化コミュニケーションとDE&I(Diversity, Equity & Inclusion)の実践は、もはや一部の専門領域にとどまらず、組織運営の根幹を支えるテーマとなっています。
この視点をいかに持ち、いかに活かすかが、次世代の人財開発と組織づくりの鍵となります。
今回のセミナーでは、異文化理解の分野で世界的に知られる「異文化感受性発達モデル(DMIS)」の提唱者であるミルトン・ベネット博士、東海大学文学部教授として異文化コミュニケーション研究の第一線を担う山本志都先生、そして発達理論やインテグラル理論を用いて人材育成・企業支援を行う鈴木規夫さんをお招きし、このモデルの活用可能性と現代社会での必要性について語っていただきました。
さらにパネルディスカッションでは、株式会社メルカリ CHROの宮川愛氏をお迎えし、企業における最新の実践事例や応用の可能性について話を進めました。
D&I担当の方だけでなく、人事やマネージャーなど人材育成や組織の運営に関わる方には必須の内容です。
ぜひご参加ください。
●セミナー概要
○日時:10月23日(木)12:05~13:00
○定員:50名
○場所:オンライン・Zoom
○チケット:
①アーカイブ配信・ライブ参加(ダイジェスト・50分):無料
②アーカイブ視聴(フル・約90分/3ヶ月視聴可能):1500円
③動画コンテンツ『異文化コミュニケーション』(40本・189分/3ヶ月視聴可能):5000円
*③動画コンテンツは、山本志都先生、ミルトン・ベネット先生出演コンテンツです。詳細はこちら
○プログラム
12:10-12:15 オープニング
12:15-12:30 ”異文化感受性発達モデル”の解題:東海大学教授・ 山本志都先生
12:30-12:40 “メルカリのInclusion & Diversity”:メルカリCHRO :メルカリCHRO 宮川愛氏
12:40-12:55 異文化コミュニケーションとD&Iの実践と組織変革に関する具体的な課題と解決策:4名でのトークセッション
12:55-13:00 まとめ
●登壇者紹介
<登壇者>
■Milton Bennett(ミルトン ベネット)
Intercultural Development Research Institute所長
ミラノ・ビコッカ大学兼任教授。元ポートランド州立大学教授。ミネソタ大学大学院 Department of Communication Studies and Sociologyで博士号を取得。
主な著書・論文:“Basic Concepts of Intercultural Communication: Paradigms, Principles, and Practices”(2013年、Intercultural Press)。“The Intercultural Viability Indicator: Constructivist Assessment of Organizational Intercultural Competence”(2019年、Journal of Intercultural Communication and Interactions Research Vol. 1, No. 11)。
enfac出演コンテンツ:異文化コミュニケーション (第5章、第6章)
■山本 志都(ヤマモト シヅ)
東海大学文学部教授
Intercultural Development Research Institute(IDRInstitute: 異文化間発達研究所)理事
ポートランド州立大学大学院でコミュニケーション学の修士号を取得し、上智大学大学院では異文化心理学と異文化間教育を専門に博士号(教育学)を取得。異文化感受性発達モデルの尺度化と日本的な感性に基づく概念化を20年以上にわたり研究。異文化感受性を測定するテスト「異文化意識開発プロファイル(DPIC:Developmental Profile for Intercultural Consciousness)」を開発。
主な著書・論文には『異文化コミュニケーション・トレーニング:「異」と共に成長する』(2022年, 三修社)、『異文化感受性発達尺度の開発:日本的観点の導入と理論的整合性の向上』(2022年, 多文化関係学19号)、『異文化間協働におけるコミュニケーション:相互作用の学習体験化および組織と個人の影響の実証的研究』(ナカニシヤ出版, 2011年)がある。
enfac出演コンテンツ:異文化コミュニケーション
■宮川 愛(ミヤカワ アイ)
株式会社メルカリ 執行役員CHRO
シスコシステムズ合同会社等外資系IT企業にて国内およびアジア太平洋地域の人事に従事。カルチャー変革、エンゲージメントやリーダーシップ施策を牽引し、”働きがいのある会社ランキング”大規模部門1位を複数年獲得。2024年6月より株式会社メルカリ執行役員CHRO就任。
■鈴木規夫(スズキ ノリオ)
一般社団法人Integral Vision & Practice代表理事
1990年代前半に合衆国の大学に在籍中にケン・ウィルバーの著書に出逢い大きな衝撃を受け、その後California Institute of Integral Studiesで「人間(個人・組織・社会)の成長・発達の可能性を解き明かすための統合理論」としてインテグラル理論に関する研究に取り組んだ。帰国後は、執筆やワークショップや講演を通してインテグラル理論の普及に従事する傍ら、主に企業組織の人材育成と組織開発の領域においてプログラムの設計と統括、及び、コーチ、コンサルタント、インストラクターとして多様な階層や立場のプロフェッショナルの支援活動に従事している。また、成人発達理論に関しては、発達心理学者のSusanne Cook-GreuterややTheo Dawsonに師事し発達段階測定と発達志向型支援に関する訓練を積むと共にこれまで約20年にわたり実務領域におけるこの理論の応用と実践に取り組んでいる。
〈翻訳書〉ケン・ウィルバー著『INTEGRAL LIFE PRACTICE』(日本能率協会マネジメント・センター) 〈著書〉『人が成長するとは、どういうことか』(日本能率協会マネジメント・センター) 〈共著〉『インテグラル理論入門』(I & II)(共著)(春秋社)『インテグラル・シンキング』(コスモス・ライブラリー)『入門 インテグラル理論』(共著)(日本能率協会マネジメント・センター)
enfac出演コンテンツ:発達理論を対人支援の現場で活かすには、企業における成人発達理論