社内研修講師を引き受けた時に確認すべき3つのポイント
2023.10.24 (最終更新:2023.11.30)
社内研修講師を引き受けた時に確認すべき3つのポイント
社内研修講師を引き受けた際に、何を話すかのコンテンツや資料を用意する前に、最初に確認すべきポイントが3つあります。
①研修の実施目的の確認
社内研修の準備に取り掛かる前に、まず研修の実施目的を確認します。
『なぜ研修を行うのか、どのようなゴールを目指すのか』を確認し、自分なりに解釈して、言語化してください。
イメージしやすい新人研修の場合でも、今年の新人研修の目的を主催する人事担当者に確認します。
そのうえで、全体のプログラムを俯瞰し、パートの位置づけを解釈し、自分の言葉で研修の目的をしっかりと定めることが研修の質の向上に繋がります。
➁参加者の理解
2点目に、研修の参加者の属性を確認です。
年次や部署のバランス、既に関係性のある人、そうでない方などを確認すると、事前のイメージが沸き、既知のこと、そうでないことを把握し、スタートすることが可能になります。
研修内で使用する言葉遣いや用語のレベルが、属性によって変化していくので確認しましょう。
③研修ゴールの確認
研修が終わった後にどのような状態になってもらいたいのか、どのような行動を起こしてもらいたいかを、あらかじめ確認して決めます。
社内研修を引き受ける際には必ず確認しましょう
社内研修の準備をする前に、紹介した3点を確認したうえで、パワーポイントなどのスライドや配布資料、そしてデリバリー(伝え方)の準備をすると良い内容に仕上がるはずです。
もし、準備の時間がなかったとしても、ゴールを抑えておけば、当日に修正が可能で、目的も達成されやすくなります。
本来なら、研修担当者からしっかりと説明があるべきではありますが、研修講師を引き受けた方自身が、主体的に確認をしてみてください。
動画コンテンツで記事の内容をおさらいしたい方はこちら(無料会員登録で視聴できます)。
その他の記事
2023.10.24
マイクロラーニングとは? 社員教育のアップデート、できていますか?
世界的な人材・組織開発団体ATD2017でバズワード第1位となった「マイクロラーニング」。あれから3年が過ぎ、日本でも徐々にマイクロラーニングの波がやってきた感じがします。
2023.10.24
ブレンディッドラーニングとは? 「個別学習」と「集合学習」のいいとこ取り学習スタイルを解説
ブレンディッドラーニング、と呼ばれる学習スタイルを知っていますか?「eラーニング」と「集合研修」をブレンドした学習・研修スタイル。それがブレンディッドラーニングです。
2023.10.24
ラーニングアジリティとは?身に付けるためにマネしたい3つのこと
今日の「当たり前」が明日には古くなっているかもしれない不確実性の高い時代。それが現代のビジネス環境です。環境が次々と変わるのなら、必要となる知識やスキルも次々と変わっていきます。
2023.10.24
インストラクショナル・デザインとは? 研修設計の理論体系を学んでみよう
「新卒向けの研修、設計してくれ」「eラーニング(マイクロラーニング)のコンテンツ、任せたぞ」上司にこんなことを頼まれたとしたら、あなたはどのように対処しますか?
2023.10.24
動画で学習・研修を行うメリットとは? 動画が研修の課題を解決する!
「動画」が流行っています。と言われて、何を思い浮かべましたか?YouTubeやTilTok、IGTVなどの動画プラットフォームでしょうか?
2023.10.24
「社内研修講師をしてほしい」そう頼まれた経験、ありませんか?中には頼まれて「忙しいのに…」「面倒くさいな…」「なぜ自分が…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
2023.10.24
前回の記事で、最初に確認すべきことは「研修の実施の目的」「参加者の理解」「研修ゴールの確認」だとお伝えしました。それができた後は、研修の中身の準備に入ります。
2023.10.24
研修は講師だけが作り出すものではなく、事務局と参加者とで作り上げていくものです。その上で重要なのは、参加者を事前に理解しておくことです。
2023.10.24
研修はオープニングが重要。オープニングの設計をしておきましょう
研修はオープニングがとても大切です。なんとなく開始するのではなくしっかりと設計をしましょう。今回の記事では、研修開始前と終了後で心得ておくべきことをまとめました。
2023.10.24
大人の学びには、メリットが必要です。受講生が、この研修の内容をしっかりとマスターした暁に得ることができるメリットを最初に提示しましょう。研修の取り組み方や姿勢が一段と良くなります。
2023.10.24
社内研修は、社員の皆さんの大切な時間を預かります。その研修の参加時間には、人件費が支払われています。研修に参加するのではなく、業務を行っていれば会社が得ることができた利益もあるでしょう。
2023.10.24
オープンニングと同じくらい大切。社内研修のクロージングでは何をするべきなのか?
研修は、オープニングと同じくらい、最後のクロージングが大切です。しっかりとしたクロージングは、人の印象に残り、研修後の効果に影響します。 研修で得たいことは、知識よりも、受講者各自の気づきです。
2023.10.24
社内研修講師を行ううえで、質問への対処の仕方が、不安だな、もしくは面倒だなとおもうことがあるかもしれません。今日はその点をお話します。
2023.10.24
アクティブラーニングとは ー「主体的・対話的で深い学び」を実践するにはー
学習指導要領の改訂に伴い「主体的・対話的で深い学び」という言葉が導入され、「アクティブラーニング」という学習方法が注目を集めています。では、そもそもアクティブラーニングとは何なのでしょうか。
2023.10.24
e-ラーニングの歴史 ~過去・現在を紐解き、これからの人材育成を考える~
現在のオンライン学習や企業研修、人材育成に必要不可欠と言える、e-ラーニング。そんなe-ラーニングはどのようにして生まれ、発展してきたのでしょうか。
2023.10.24
近年、反転学習が注目を集めていますが、そもそも反転学習とは何なのでしょうか。そしてどんなメリット、課題があるのでしょうか。
2023.10.24
親が単身赴任している家庭を想像してみてください。今、単身赴任をしていると想像したのは、父親ですか?それとも母親ですか?父親を想像した人が多かったのではないでしょうか。
2023.10.24
「勉強していてもなかなか頭にはいらない」という経験をしたことはありませんか。これは、自分自身が悪いのではなく、勉強方法に問題があったからかもしれません。
2023.10.24
カークパトリックの「4段階評価モデル」で研修後の効果測定を見直そう!
企業にはさまざまな教育研修が用意されています。社員のスキルや能力が向上することは会社の発展に大きく影響するため、研修に力をいれる企業も少なくないと思います。